11.42015
中国人グループ、不動産会社に不正アクセスで鍵情報入手し空き部屋利用でネット通販窃盗


クレジットカード現金化とは違いますが、他人のクレジットカードを利用したネット通販窃盗の話題です。
空き部屋利用窃盗:中国人留学生2人を逮捕 福岡県警など – 毎日新聞中国人留学生の崔一飛(24)=福岡市南区市崎2、鐘韻迪(25)=同市東区箱崎3=の両容疑者を邸宅侵入などの疑いで逮捕した。中国人グループは2013年11月〜昨年11月、183件の発注をし約1500万円分の商品を不正に入手していた。(中略)
逮捕容疑は、崔容疑者は昨年6月、福岡市南区のマンションの空き部屋に鍵を使って侵入した▽鐘容疑者は他人のクレジットカード情報を使いデジタルカメラ2点(約15万円)を発注し、昨年3月配送業者から商品を受領した−−としている。叶被告は先月9日、別人になりすましてハンドバッグ(約15万円)を配送業者から受領しようとしたとされる。
県警によると、崔容疑者が使った鍵は、空き部屋の脇にある配管格納庫内にある暗証番号付きのキーボックスに保管されていた。グループは鍵の保管場所や暗証番号などに関する情報を、不動産業者が使う専用サイトに不正にアクセスして入手していた。グループの関係先からは、サイトにアクセスするためのIDやパスワードが記載されたノートが押収された。
こういうネット通販の窃盗では、2つのポイントがあります。
- 1つ目・クレジットカードをどう手に入れさせないか
- 2つ目・商品受け取りをどうさせないか
中国人グループが不正にクレジットカードを入手し、ネット通販で窃盗を行ったそうなのですが、商品の受け取りに使ったのがなんと賃貸の空き部屋だったとのこと。空き賃貸部屋の内覧には大家さんが鍵を持ってくるのですが、手間なので部屋の近くに鍵を隠しておき、その情報を賃貸会社と共有しているというケースがかなりあります。
鍵の隠し場所はキーボックス、またはなかなかわからない場所にするのが普通ですので、これをひとつひとつ調べるのはなかなか大変ですし、1度商品の受け取りに使った場所は窃盗が発覚しますので利用できなくなります。
今回この中国人グループは、不動産会社のネットワーク、またはウェブサイトに不正アクセスし、大家さんと賃貸会社で共有している鍵の隠し場所情報を入手して、空き部屋を利用するという内容でした。どうやら以前に勤務していた20代の元中国人留学生が情報を流したと推測されているようです。情報を売ったんでしょうね。
外国人、特に中国・韓国系の犯罪が後を立たず、また手口も高度化していので、今まで以上の注意が必要な世の中だな、と思います。今回の不正クレジットカードを使った不正アクセス、ネット通販窃盗について大事なポイントをあげておきます。
- クレジットカードを盗まれないよう、普段から心がけましょう
- クレジットカードの1日の最大利用金額を設定しましょう
- クレジットカードに利用があったらメールで自分に通知されるようにしましょう
- 不動産会社は重要情報へのセキュリティを常に上げましょう、責任重大です
- 大家さんはできるだけ鍵を持って受け渡しを行いましょう
どれかひとつでも硬い部分があれば、犯罪は未然に防ぐことができるはずです。警備に甘いところが被害をこうむってしまう、そういうものです。クレジットカード現金化でも不正なクレジットカード利用に注意するために、ネットでの申し込みでも身分証明書だけは必要になるのは、こういった理由があるのがわかると思います。あなたは大丈夫でしょうか?物騒な世の中ではありますが、気をつけていきたいものです。
最終更新日:2016年6月23日