源泉徴収票とは?
源泉徴収票とは会社が社員の給料から所得税を天引きして国に払った金額を現した表を意味します。
その内容はいくつかの項目によって表現されており、以下のような意味を持っています。
まず、支払金額ですが、これはその年の1月から12月までに、会社が自分に支払った金額の内、税金の対象となる金額を表わしています。
具体的には毎月の給与、手当、ボーナスが含まれ、通勤手当などの非課税のものは含まれません。
この支払金額は、いわゆる年収にあたります。
税込年収とも呼ばれ、この金額から税金と社会保険が引かれた金額が手取年収となります。
次に、給与所得控除後の金額は、支払金額から給与所得控除額を差引いた金額を意味します。
給与所得控除額とは必要経費のことを指し、必要経費は仕事のために使用した金額がこれに当てはまります。
所得控除額の合計額とは、給与所得控除の他に差し引ける控除の合計を指し、例えば、生命保険料や地震保険料、配偶者控除、配偶者特別控除、扶養控除や基礎控除がそれに当たります。
最終的に税金は給与所得控除後の金額から所得控除額の合計額を差引いた金額、つまり課税所得にかかることになり、その金額に10%から40%の間で決められた税率をかけたものが税金となります。
また、課税所得に税率をかけた金額がそのまま税金にはならず、そこから、更に控除額が差し引かれます。
その金額が表の右側に表示される源泉徴収税額となります。
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